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ビットコインで買い物をする参加者ら=東京都目黒区

 代表的な暗号資産(仮想通貨)ビットコインで買い物ができるイベント「自由が丘ライトニングマルシェ」が28日、東京都目黒区であった。ビットコインで買い物ができる全国でも珍しい取り組みだ。

 自由が丘ひかり街の一角に、全国から7、8店舗が集まった。自然由来の材料を使ったせっけんや手作りのアクセサリー、ビットコインのマークをあしらった靴下など、主にハンドメイドの品物が販売された。参加した約100人のビットコイン保有者らは、スマートフォンのQRコードを使って決済し、交流を楽しんだ。

 ビットコインは取引に数分かかるケースもあり、決済スピードに課題を抱えている。マルシェでは、決済を迅速化する「ライトニングネットワーク」という技術を使ったアプリを採用。タッチ決済感覚で支払いできるようになるとともに、取引手数料も安く済むという。

 マルシェは今回で3回目。初回は高円寺で開いたが、あまりの人気で店舗の利用を制限されたこともあったほど。今後は、ビットコインが、より普及している海外の観光客向けのイベントも検討中という。主催団体「Diamond Hands」の東晃慈さんは「イベントで、本当は簡単にビットコインで買い物できることを、広く知って欲しい」と話した。(古賀大己)

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